幼少時からの英語教育について

避けるべきは「セミリンガル」。間違いだらけの語学教育

CALP:認知学習言語能力、簡単にいうと年齢相応の国語力

BICS:日常的な会話(言語)能力

日本の子どもがアメリカに行くと、通常BICSは1~2年で習得できます。しかしCALPの習得には6~10年ほどかかるので、認知能力が順調に育っている小学生の段階で教育言語が変わると、新言語(英語圏なら英語)でのBICSを身につけながら、日本語CALPの伸長を継続しないと、どちらの言語でも年齢相応に達していない不幸な状況に陥ります。
例えば、5歳の時に日本からアメリカに移住すると、2年もすればBICSを習得して英語をペラペラ話せるようになるでしょう。ところが、5歳までは日本語で育っていますから、CALPは5歳のままです。つまり、5歳で英語環境に行くとBICSを身につけるのに最初の2年間を費やし、それから英語での読み書き能力を身につけることになるので、同級生と同じCALPが身につくのは、早くても中学校入学のころです。この間の認知力伸長は、日本語で行う必要があります。この教育言語激変の状態が「セミリンガル」で、私は避けるべき状態だと主張しています。
日本人だから日本語は自然にできるようになるだろうとか、現地に行けば現地の言葉を自然に覚えるだろうと安易に考えるのは危険です。大切なのは、自分の子どもに年齢相応の国語力があるかどうかをしっかり見極めること。そして、母語だけでもしっかりCALPを習得させてあげるのが親の一番の責務だと思います。英語学習はそのあとで十分です。

 

英語学習は、やるとしても10歳過ぎてからでいいかな。母語の能力を高めるのが先。言語能力が高い子は、早めに開始しても大丈夫だろうけど、そうでない子は小さい頃から英語を頑張ってもどちらも中途半端になりそう。

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