シン読解力トレーニング案

関連記事:シン読解力の衝撃

シン読解力の測定方法については確立されているけど、トレーニング手法についてはまだ確立されていない感じがする。フロンティアだ。



新井紀子氏の提案するシン読解力トレーニング


子供向け

・語彙を増やす。

・修飾語を増やしていく遊びなど。

・課題外在性認知負荷を下げて、本丸の課題に認知リソースを集中できるようにする。教科書の該当ページ、該当箇所を素早く見つける訓練など。(処理能力が低めの子に有効。処理能力が高い子は自然にできる)

・教科書(国語以外)の硬い文章を、黙読→音読→大人が音読→視写(正確性を保ちながらタイムアタック、1分程度で終わる量)。

・理科のレポート形式、社会のグラフに慣れる


大人向けだと、

・助詞の部分を伏せた文章を作って、ふさわしい助詞で穴埋めする問題。

・日経新聞記事のリード文を、見出しに使われている単語を使って一文に要約する。中上級者向け。




家庭で行うトレーニングの私案


家庭だと、机に向かって行う「学習」の範囲のトレーニングは、なかなか子どもがやりたがらない。うちの娘は、まあ無理だろう。家庭で子どもが比較的前向きに取り組める内容のトレーニング案を考えてみる。



・読み聞かせ、会話
幼児の頃は読み聞かせ。小学生になったら、容赦なく大人の語彙で会話をして、日常会話から語彙を増やしていく。当然、親も豊富な語彙を操れないといけない。

教科書の文章みたいな、硬くて丁寧な言葉遣いをすると良いかもしれない。

硬派なニュース番組を見るのも、硬い表現に慣れるのに有効かもしれない。



・言葉遊び
能動態の文章を受動態に変化させるなどの言葉遊び(口頭)。

出題「◯◯ちゃんが、ごはんを食べる」→回答例「ごはんが◯◯ちゃんに食べられる」


カタカナを使わずに説明するゲーム

関連記事:カタカナ語をカタカナを使わず説明するゲーム



・文章への慣れ。多様なジャンルの文章を読む
読書量とシン読解力の相関はない、との研究結果だけど、読書の質によるのではないかと思う。

「文章と内容のしっかりした本」を、「斜め読みせずきっちり読む」ことで、シン読解力、主に係り受け解析と照応解決は高まると思う。ただまあ、それをするには、ある程度の知的能力と知的好奇心が必要な感じはする。感覚的には、8割くらいの子は、本を読もうとしない。読んだとしても、中学年まではゾロリ、高学年になったら「5秒後に意外な結末」などだと、シン読解力はまず身につかないと思う。

「文章と内容のしっかりした本」は、くもんの推薦図書リストにあるような本のこと。こういう本は認知負荷が高いため、読むのに疲れると思うけど、その認知負荷を乗り換えたくなるような、子どもがハマる本を探して提案する。

本をあまり読もうとしない子も、文章が柔らかくて読みやすい本でもいいから、まずは本に親しんで、たまにでもいいからしっかりした本を読んで欲しい。

こんなことを書いているけど、正直言って私もよその子を読書に導く自信はない。アクティブ系男子だと本にまったく興味を持たないからね・・・。



・なぞなぞ、パズル、謎解き、ボードゲームなどなるべくアナログなゲーム
認知負荷をかけて、じっくり考えることに慣れる。



・プラモデル、電子工作、手芸、料理など
説明書やレシピの文章と図を読んで、手順を頭に入れて、指示通りに作る。動画を見ながらだとあまり意味がないので、文章と図を読み解いて、そのとおりに作る。読み間違えると上手くいかないので、完成させたい欲求が強ければ、子どもは頑張って手順を理解しようとする(子どもが強く興味を持つものに取り組んでもらう)。クラシエの知育菓子も、子どもの興味を引きやすいので良いかもしれない。

マイクラも、動画を真似て作るのではなくて、攻略本の文章を読み解いて真似て作るのだと良いかもしれない。

コメント

このブログの人気の投稿

アルプス子ども会のキャンプに子どもを放り込む

電子レンジでルビーを作る