恵まれすぎると毒になる

昔読んだディケンズの小説「デイヴィッド・コパフィールド」の、スティアフォースというキャラクターが印象に残っていて、彼は環境と素質に恵まれた傲慢な人物なのだが、学校を出た後は周囲を巻き込みながら身を持ち崩していく。

まあこれはフィクションのキャラクターだけど、環境や素質に恵まれすぎると、子どもの性格によっては、努力をしなくなり、周囲を見下すようになり、社会を舐めたどうしようもない人間になってしまう。

経済学でも「資源の呪い」という概念があって、石油や鉱物などの天然資源に恵まれると、それに依存し産業が発展しなくなる。恵まれすぎた環境や素質は、呪いにもなる。


今の日本は物質的に豊かで、子どもは「食っていく」ことに危機感を持ちにくく、自己肯定感至上主義と子どもファースト社会により子どもはチヤホヤされて育つため、努力する必然性を感じず、大人や社会を舐めた子に育ちやすくなる。

娘の同級生でも、親が医者とかのアッパーミドルの家庭の子で、「躾がなってないな、舐めてるな」と感じる子が結構いる(家に遊びに来ることがあるので観察している)。


経済的豊かさ、知的能力、容姿、これらに恵まれた子は育て方に注意したほうが良いと思う。調子こかないように 周囲を見下さないように。そうなったら人間としての成長が止まるし、周囲の力を得られなくなる。子どものうちは見た目が良かったり、勉強ができれば調子こけるけど、大人になったら一人で出来ることなんて限られている。

恵まれた子ほど、ノブレス・オブリージュの精神を教え込んだほうがいい。容姿や知的能力に恵まれた子も、「じゃあその能力で何をするの?」と問いかけたほうがいい。顔面や偏差値を自慢するだけなら、社会に対して何の価値も生み出さない。

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