小学生は生成AIを積極的に使わない方が良いと思う
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中学受験に生成AIは役に立つのか!?生成AIとの向き合いかた、親が知っておきたいこと #令和の親 #令和の子
https://news.yahoo.co.jp/articles/16e64d086962adabcce6002147d3feb1112a9e77
小学生のうちは、鉛筆と紙を使ってアナログに手を動かす経験が大切だと思う。たとえば、文章を視写するという単純に見える行為でも、人間は一文字ずつただ写しているわけではない。文章の意味を理解し、言葉のかたまりを短期記憶に入れ、それを思い出しながらノートに書いている。
文章の要約も同様で、内容を理解し、それを自分の言葉で書き表すには高度な認知的処理が必要となる。こうした訓練を積み重ねることで、認知機能が発達していく。
小学生のうちから生成AIに頼りきりの生活をしてしまうと、意味を理解せず、単語の羅列とパターン認識だけで処理する人間が量産される恐れがある。もちろん、中には天才的な使い方をする子どももいるだろうが、大半は思考力の乏しい人間になってしまう。
真に生成AIを使いこなすには、論理的思考力やメタ認知能力を鍛えて、生成AIの力を使って自らの能力にレバレッジをかけられるようにすることが重要だと思う。
小学生のうちから生成AI漬けになり、生成AIを使いこなしているつもりになっていても、それは色鉛筆や絵の具を使う代わりに、ペイントソフトでお絵描きをしているようなものだろう。ペイントソフトの操作方法を覚えるのは簡単だが、「絵を描く力」そのものは、一朝一夕には身につかない。それと同じで、生成AIの操作方法を覚えるのは簡単だが、生成AIで高い価値を生み出せるようになるのには地道な努力が必要だろう。
生成AIは、それっぽいものを簡単に出力してくれるので、なにかを理解した気に、なにかが上手くできた気になってしまう。大半の人は、そこで満足して、思考や工夫や努力をするのを止めてしまう。生成AIに任せて良いのは雑用であって、思考や創造といった人間活動のコアな部分は任せてはいけない。
高校生くらいになれば、英検や試験勉強などに生成AIを活用するのは有効だと思う。私自身、最近はChatGPTに英検の問題を作らせて移動時間に解いているが、楽しく勉強が出来て非常に便利だと感じている(楽しすぎて乗り過ごしたこともある)。自分が「何がわからないのか」「何ができていないのか」を把握できていて、なおかつ「どういうプロンプトを打てば望む結果が得られるのか」を理解していれば、生成AIは強力な学習ツールになり得る。
SNSやYouTube、スマホゲームの普及は、「巨万の富を稼ぐごく少数の支配者」と、「お金と時間を自ら喜んで差し出す大多数のデジタルデバイスの奴隷」を生み出した。生成AIの普及は、この構図をさらに加速させていくと思う。
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