近視抑制効果があるレッドライト機器について調べた
最近、娘の眼科検診に行って知ったのだけど、小児の新たな近視進行抑制方法として、レッドライトを照射する機器が商品化されていた。
宣伝文には、近視の進行を87.7%抑える効果があると書かれている。
現在、娘は近視進行を抑制するため、オルソケラトロジーと低濃度アトロピンを併用している。私も、私の父も強度近視で、娘も小学校入学時点で裸眼視力0.1だったため、上記の方法で近視進行を抑えようとしている。
レッドライト照射の機器は、現状だと「eyerising」という機器のみが流通しているようだ。価格は、かなり高い。
初期費用:機器の利用料として約16万円
毎月の利用料:約8000円
他には、定期的な眼科受診が義務付けられていて、その診察料もかかる(保険外)。
ちなみに、低濃度アトロピンとの併用は不可。
レッドライト関連の研究を調べてみたけど、結論から言うと、まだ様子見することになった。理由としては、
・近視の進行を87.7%抑える効果があると謳われているが、7割程度の抑制効果の研究もあり、その程度の効果だとオルソケラトロジー+低濃度アトロピンと同程度になる。
・オルソケラトロジーと低濃度アトロピンはすでに普及し使用方法が確立されているけど、レッドライト機器はまだ研究の数が少なく、最適な照射レベル、時間、頻度が確立されていない
・研究が行われている地域が中国のみと偏っている(他にもあるのかもしれないが2024年のシステマティックレビューに含まれている研究は中国のみだった)。人種や生活環境による効果の差があるかもしれない。
・長期的な効果が不明。最長でも12ヶ月の研究しか行われていない。
・長期的な網膜への影響が不明。微細な変化が起こる可能性も指摘されている。
金銭面では、
・それなりに高額。オルソケラトロジー+低濃度アトロピンと同じくらいかかる。
・現状では、eyerisingが市場を独占している。競合が入ってきて機器が普及すれば安くなるかもしれない。ただ、兄弟間や知人間での機器貸し借りによるビジネスモデル破壊を防ぐために、競合他社が参入しても同様の高額サブスクリプションを導入する可能性がある。
オルソケラトロジーも単なるハードコンタクトレンズなのに初期費用は相当高いし、低濃度アトロピン(マイオピン)も濃度0.025%とほぼ水?の目薬なのに一本4000円する(自家調合している眼科だとマイオピンより安く提供されているので、コスト的にはもっと安くできるはず)。この業界は、実質的に談合状態なのかもしれない。
研究の調べ方は、
Elicit(無料アカウント)で論文検索。Elicitは入力窓で、関連度の高い論文を探せるように、質問文を校正してくれる機能があるので便利。
出てきた論文リストのサマリを見て、とりあえず最新のシステマティックレビューをGeminiにまとめさせる。
無課金Google Gemini(Deep Reaerchモード)に、以下のプロンプトを入力
以下の論文の内容を詳しく要約して
Low-level red-light therapy as a novel modality for myopia control in children:A systematic review
日本語で出てくるので、ざっと読んで現状のレッドライト関連の研究を把握。専門外の分野でも、無課金AIでも、30分程度でここまで出来る。すごい時代になったものだ。
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