ボリュームゾーンほど国語が重要な理由
ボリュームゾーンの子ほど国語が重要な理由を、今回の第1回小4組分けテストを題材にして説明したい。
今回の組分けテストの平均点は350点、Bコースのボーダーラインが317点。
理社は、基本事項の暗記である程度は取れる。予習シリーズの要点チェックと、問題集のトレーニング、まとめてみよう、基本問題あたりを覚えれば8割は取れる。
算数は計算問題と基本問題の範囲を正解すれば5割付近は取れる。今回の組分けテストだと正答率60%以上の問題が正解なら99点取れる。1問ミスしたとしても90点。算数は問題の難易度が明確だし、後半にいくほど難しくなるため、「大問5以降は捨てて得点を固める」という作戦も可能となる。
理社で8割(80点)、算数で90点。これは普通の子でも、範囲内をしっかり勉強すれば取れる。算数・理科・社会は何をやるべきかは明確で、計画的に積み上げることが可能。そうすると、国語以外の3教科で250点が取れる。あとは国語(150点満点)で100点取れれば平均点になる。国語で67点を下回るとAコースになる。ちなみに今回の組分けテストで国語67点は偏差値38で、国語が苦手な子だと普通に出る水準。つまり算数・理科・社会を基礎に絞ってきちんと勉強したとしても、国語で失敗するとBコースになれない。
国語の配点は知識問題が約2割で、残りが読解問題になっている。読解問題は、難易度がばらついていて、易しい順に並んでいるわけでもないので、後半を捨てる作戦は出来ない。また、算数の難易度は万人にとっての難易度になりやすいが、国語は文章のテーマが馴染み深いか、最後まで読みきれるかなどの要因によって個人にとっての難易度になりやすい。そのため読解力が一定のレベルに達していないと、正答率6-7割付近の問題を確実に取れず、点数が安定しない。
中学受験ブログ界隈だと、「酷語」という表現で国語の苦手な子の成績を表現していることがあるが、大抵は算数が得意で4科偏差値はそれなりに高い。だから意気揚々とブログを書ける。(酷語や惨数といった表現は子どもに対して失礼だと個人的には思うが)
しかし算数が凡庸な子は、理社をしっかりやっても、国語が壊滅すると4科の成績は厳しくなる。Cコースを狙いたい場合も同じで、算数・理科・社会を底上げしても、国語が安定しないと成績も安定せず、なかなかボーダーラインに届かないと思う。
国語の地力(読む速度や理解力や語彙力)を上げるには、塾の授業はあまり効果がない。家庭では、小3までに出来る限り読書をしておく。漫画でもなんでもいい。読書をしない子なら、くもん国語やふくしま式ドリルをやっておく。凡人は、きら◯き算数脳は投げ捨てろ。小5以降は塾のスケジュールがギチギチなので国語の地力を上げている余裕は無い。中学受験をするなら、国語の地力を上げるのは小4がタイムリミット。
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