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4月, 2025の投稿を表示しています

習い事雑感

  週1回で意味がある習い事 水泳などの運動系は、週1回でも習い事をする意味があると思う。週1回でも少しずつ上達するし、(他の習い事を詰め込みすぎなければ)本人の気晴らしになる。効果とかはあまり考えずに本人の好きなものをやらせたほうがいい。 あと、近年の酷暑だと7~9月は外遊びが困難になるので、室内の習い事で定期的に運動をする機会を確保するのは良いと思う。脳のためにも身体機能のためにも体は動かしたほうがいい(運動と学業成績の相関の研究が出ている)。 プログラミング系も、本人が楽しめるなら週1回でも意味があると思う。 週1回では意味があまりない習い事 学習系は、週1回教室でやるだけだとあまり意味がない。宿題が出ても前日にまとめて雑に終わらせるようなやり方だと、正直効果が薄いと思う。 例えば、英語、そろばん。(失礼だけど、端から見ていて、お金の無駄だなあ・・・と思うケースが多い) 毎日、家でコツコツ練習を続けられるなら効果が高いと思うが、本人の意欲と、親のコミットメントが必要。 他には、子どもの脳機能、および身体の発達段階が、まだその習い事をするのに至っていない場合は、効果が薄い。 国語と算数は、演習量(国語は漢字練習や読書量)がある閾値を超えるとモノになる感じがする(よく考えると、英語やそろばんやピアノも同じか)。市販のドリルや教科書準拠の通信教育で、学校で習ったことを一通りおさらい程度だと、量が足りなくてあまり効果がないかなと。まあやらないよりは、やったほうが良いかもだけど、それにかかる時間と子どもの労力(機会費用)、目指す到達レベル(本人の生まれ持った資質も考慮)を考えて、リソース配分を考えたい。

スマイルゼミ

娘がスマイルゼミをやりたいと言い出した。学校にやっている子がいて、どういうものか聞いてきたらしい。 調べてみたけど、ゲーム要素や競争要素のあるタブレット学習で、娘はハマりそうだなと。学校のギガ端末でも、「かけざんマスター ククハチジュウイチ」を狂ったようにやっていた。 家ではタブレットもスマホも触らせていないので、娘は自分専用の端末に飢えている。そもそもうちにはタブレットが無いがw たぶん新4年生から中学受験の塾に入るけど、それまでは(計算と漢字以外は)あまり勉強して欲しくないんだよな。 悩む。 自分が引っかかっているのポイントが何なのか考えてみると、 ・スクリーンタイムが増える。 ・他のことをやる時間が減る。まだ小さいうちは、抽象化された机上の学習はなるべくせず、五感を使った体験をさせたい。あと読書も。地力を上げてから受験モードに入りたい。 通信教育ならZ会のほうが内容が濃そうでいいんだけど、ストイックな雰囲気のZ会だと娘はやらないだろうなあ・・・。

小3娘の今年度のクラス状況

娘から今年度のクラスの様子を聞いた。 授業中歩き回る男子が3人。図工の授業だと、追いかけっこしながら全速力で走り回っているらしいw 体育では、授業に参加せずに泥団子を作ったりしている子もいるようだ。先生は、一応注意はするけど、もちろんこのレベルの子は言うことを聞かない。娘は、先生に言っても無駄なことがわかって、先生への信頼感が少し低下したようだ。 まあ、今の子どもへの対処方法だと、コンプラ的に厳しいことができないから仕方がない。授業妨害する子はフリースクールへ行ってください、とでもできればいいんだけどね。 居住地は団地エリアでもないしマイルドヤンキーエリアでもなく、比較的民度の高い地域だと思うんだけど、公立小だとこんな感じ。 そりゃあ、ちゃんとした環境で子どもに教育を受けさせたい人は、公立から逃げ出すよ。

第二次ハリポタブーム

学校の教室の本棚にハリー・ポッターが置いてあり、久しぶりに読んでみたら面白かったらしく、家にあるハリー・ポッターの文庫本を再び読み始めた。 娘はここ数日、家にいるときはずっとハリー・ポッターを読んでいる。なので私は暇。 前回(小1夏)は、3作目で内容の理解が難しくなり止まったけど、今回はどこまで読み進むかな。 関連記事: どうやって子どもを読書に導くか 関連記事: 読書で読解力を伸ばす作戦

遺伝率を考えると言語性知能を鍛えるのは狙い目だと思う

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第2回 「知能指数は80%遺伝」の衝撃 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20120118/296619/?P=1 遺伝率についての話を読むときに気をつけたいのは、遺伝率は、「表現型の個人差のばらつきが、どの程度遺伝子のばらつきで説明できるか」を示していて、親にどれくらい似ているかではないこと。 遺伝率が高い能力の個人差は、生まれつきの遺伝子配列の影響が大きくて、環境の違いによる能力のばらつきがあまり出ない。出ないといっても、その研究が行われた国の一般的な社会生活レベルを共有した上でのことであって、紛争地帯で育ったり、先進国であっても虐待を受けていたりすれば、環境要因で大きな影響が出る。 記事にあるグラフで興味深いのは、論理的推論能力と空間性知能は遺伝率が7割程度と高く、言語性知能は遺伝率が低いこと。(記事から引用させていただきます) この知見をストレートに受け取って卑近な例で考えると、幼児期~低学年に、り◯ご塾やパ◯ル道場やき◯めき算数脳でトレーニングしても、効果は出にくいのではないかなと。まあ、効果はあるだろうけど、特定分野のテスト問題への適応にしかならず、それも狭い幅での適応になると思う(生まれつき苦手な子はトレーニングしてもテストの点が伸びにくい)。 遺伝率7割でも環境次第でそれなりに伸びるのではないかと思うかもしれないが、遺伝率の統計処理では誤差は環境側に含まれるため、潜在的な(真実の)遺伝率はもう少し高くなる。(同じ人間が同じ知能検査を受けても、毎回同じスコアが出るわけではなく、測定値はばらつく) 一方で、言語性知能は遺伝率が低いので、環境次第で伸ばしやすいと考えられる。読書は、やはり大事。あと会話ですね。 以下は、何かを調べていてたまたま見つけたnoteの記事で、言語性知能の一点特化型で東大に合格した人が、自分の知能検査の結果と受験戦略について書かれています。 WAISのIQによる発達特性と東大入試の各科目の点数の相関についての考察 https://note.com/zunda_masayuki/n/n15296dcbebc7 総合力が要求される東大入試すら言語性知能の一点特化で突破できるのだから、私大文系ならさらに、本人の生まれ持ったポテンシャルよりも上の大学を狙いやすくなる。「偏差値の高い大学への入...

マネジメントと子育て・教育の共通点

マネジメントと子育て・教育は似ているよなあ・・・と思って、ChatGPTに聞いてみた。   最初のプロンプトだと回答が上手く出てこなかったので、マネジメントのNGケースをリストアップしてもらってから、子育て・教育へ置き換える流れで指示をだしたら上手くいった。ChatGPTが優秀すぎる。 プロンプト:マネジメントの具体的なNGケースを10個リストアップしてください。 もちろんです。以下に、マネジメントにおける具体的な「NGケース(やってはいけない事例)」を10個リストアップします。どれも実際の現場で見られることがあり、注意が必要です。 マネジメントのNGケース 10選 目標を曖昧に設定する チームに明確なゴールが伝わらず、モチベーションや行動がバラバラになる。 成果ばかりを重視し、プロセスを見ない 結果だけで判断すると、無理な働き方や不正、チームの不信感を招く。 感情的に叱責する ミスや失敗に対して感情的になると、信頼関係が崩れ、萎縮や離職の原因に。 フィードバックを怠る 良いことにも悪いことにも反応しないと、メンバーは成長できず、不満もたまりやすい。 丸投げ・指示待ちマネジメント 自主性を促すつもりで丸投げする一方、明確な方向性がないと混乱を招く。 一貫性のない言動 昨日と言ってることが違う、態度がころころ変わる…といった行動は信用を失う。 メンバーの多様性を無視する 全員に同じ接し方・期待をすることで、個性や強みが活かされない。 過干渉・マイクロマネジメント 細かく管理しすぎると、部下の自主性を奪い、ストレスや反発を生む。 責任を部下に押しつける トラブル時にリーダーが責任を取らず、部下に責任転嫁すると、チームの士気が崩壊する。 自己成長を止める 「管理職になったからもう勉強しなくていい」と思うと、時代遅れのマネジメントになる。 どれか心当たりがあるものはありましたか? どのNGも、少しの意識で改善できるケースが多いですよ。 プロンプト:他には、リソース管理の面かな。費用対効果を考えず、無駄な仕事を作り出すとかありますね。 おっしゃる通りです!リソース管理の観点からも、マネジメントのNG例は多く存在します。費用対効果を無視した判断や、不要な業務を生み...

体験格差の記事について

「あの子はディズニーランドに7回も行ってずるい」…体験が多い子どもが幸せだと刷り込む「体験格差」への違和感 https://bunshun.jp/articles/-/78234 ディズニーランドのくだりは、のび太スネ夫レベルの話なので、どうでもいいですね。もっと時代を遡ると、グリム童話なども、物質的な豊かさを幸福とする話が多い。貧しければ死ぬ時代だったから当然と言えば当然ですが。ついでに言えば、童話は身分の高い人は容姿が美しくて心も綺麗という設定の話が多くて、ゴリゴリのルッキズムで面白い。 体験格差の話について。そりゃあ、「風の又三郎」のような世界だったら、子どもを放ったらかしにすれば、群れを作って自然の中で遊び学ぶのだろうけど、現代社会は地域コミュニティが崩壊しているし、都市部にはそのような自然環境が身近にない。 地域コミュニティが崩壊し、親は仕事で忙しいと、子どもの安全を見守る人手が必要になる。昔よりも、子どもの安全に厳しくなっているので、見守りの基準も厳しい。ただ、そのぶん子どもの事故死が減っているのは、良いことだとは思う。子供らだけで川で遊ぶような時代は、溺死などが頻繁に起こっていた。データを探せば出てくるが、昭和の子どもの事故死は今に比べると遥かに多い。良くも悪くも大雑把な時代だった。その時代の価値観に戻ることは、現実的には無理だろう。 子どもの安全を見守る人手を提供するサービス業が出てくるのは当然なわけで、民間業者は消費者である親を惹きつける宣伝文句を考え出す。それが、非認知能力。歪んでいるとは思う。でもまあ、仕方がない。公立の学童と差別化しないといけないから。公立学童は、週5日預けても月に数千円の保育料だからね。「ただ子どもを遊ばせているだけ」だと、民間業者は集客できない。 記事にあるような、無料で利用できる「冒険遊びの場」は、うちの市内にもあって、休日に時折利用させてもらっているけど、運営資金と土地と人手はすべて、(資本主義社会で飯を食っている)有志の提供によるもの。恵まれた立場だから、理想論を吐けるのだと思う。ちなみにうちは子ども一人でいける距離ではないので、平日には利用できない。平日は近所の児童館に子供だけで行くことがあるけど、まあどちらも大人が構築して、大人が見守る人工環境だよね。 親視点だと、公立学童は狭い場所に子どもを押し込めて、何かの収...

田んぼ体験(種まき)

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  田んぼ体験に申し込んだので、今日は種まきをしてきた。 年間コースで、今後は、田植え、草取り、稲刈り、脱穀を体験できる。 種まきは、苗床に適当にパラパラまくのかと思っていたら、一マスに種籾を9粒ずついれるのをひたすら繰り返す作業だった。 私は手先が器用で処理速度も高いタイプなので、この手の作業に自信があったのだが、娘の方が速くて軽くショックを受けた(老化が始まったのか・・・)。100マスを同時埋めていくと、娘55マス、自分45マスくらいになった。 100マスが2個入ったトレーを二人で黙々と埋めていき、終わると次のトレーを任されるのを繰り返して、合計4トレーに種まきをした。 娘は最後まで集中力を切らさず、ひたすら種まきを続けていた。私は3トレー目あたりから、9粒を目視で数える速度が落ちてきて、種籾もポロポロこぼすことが出てきて、集中力の衰えを感じた。 就学前の子どもを連れてきている親子が結構いたけど、子どもは作業がほぼ出来ずにウロウロしながら遊んでいるだけだったので、もったいないなと思った。小学生になってからの方が良いと思う。田んぼ体験は、結構お高い。都内に何箇所かあって、体験コースも単発や年間があるけど、相場は一回あたり3000~4000円✕人数分くらいする。

上履きを洗った

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3年生になってから、学校の上履きを自分で洗ってもらうようにした。 洗い終えてから、すごく嬉しそうな顔をしていた。自分のことを自分でやるのは、自立心、自己効力感を高めるのだろう。 私の欠点の一つに、子どもの世話をしすぎるというのがあるので、今後は自分のことを自分でやってもらう、私は手出し口出しするのを我慢する、というのを意識していきたい。

学習刺激カテゴリ分け

子ども(小学生)の学習刺激を3つのカテゴリに分けて考える。 ・カテゴリ1 体感の負荷が重い。イヤイヤやる。強いストレス。 ・カテゴリ2 負荷は重いが本人が意欲をもって取り組める。 ・カテゴリ3 本人の体感負荷は軽く、遊びの延長で何時間でも続けられる。 理想としては、すべての学習がカテゴリ3になったほうが良いですが、まあ現実的にそれは無理です。 よく言われるのは、「勉強をイヤイヤやっても効果が無い。うまく子どもを褒めて気分良くさせたり、遊び要素をいれて学ぶようにするとかして、子どもが前向きに学習するようにしよう」なんだけど、計算や漢字練習は、どうやったって多くの子にとっては「つまらない単純作業」なわけで、通常はカテゴリ1になる。 計算や漢字練習は、目先を変えて一時的にやっても効果はなく、毎日コツコツ続ける必要がある。私は、計算と漢字は修行だと思っているけど、まあこれはつまらなくてもやらないといけない。それを子どもに受け入れてもらう。親の努めは、計算と漢字の力をつけるのに必要な量とレベルを見極めて、それを日々こどもにやってもらうこと(量が多すぎる、レベルが高すぎるのはNG)。 勉強へのご褒美は有りか無しか問題とも関連するが、計算と漢字を修行としてトレーニングしていくのに、物質的なご褒美は有りだと思う。例えば、ドリル一冊終わったら可愛い文房具を買ってあげるとか。稀に、計算自体が好き、漢字練習自体が好き、という奇特な子もいるので、そういった場合はご褒美は無い方がいい。もともと好きなら、「報酬を外部化=ご褒美目当てで学習する」にはしないほうが良い。 思考系問題については、イヤイヤやっても効果がない、というのはその通りだと思う。じっくり考えて解けたときの喜びを積み重ねて、報酬を内部化していったほうが良い。思考系問題はカテゴリ2の学習に、本人が考えるのが好きならカテゴリ3の学習にしたい。ご褒美もないほうがいい(外部報酬目当てで勉強するようになってしまう)。 私は算数パズル系問題を解くのが好きなので、暇な時に解いていて、意図的にその姿を子どもに見せるようにしている。たぶん、これは効果があって、最近は娘もパズル問題を解こうとするようになっている(娘の本来の性質的には算数パズルにそこまで適性は無い感じはする)。ウボンゴやりんご塾系のドリルを買って、一緒に解くのも意識して行っている(SA...

ホッカイロ制作実験

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材料:鉄粉、活性炭、塩、水、不織布お茶バッグ アマゾンで売っていた「実験くん №18 鉄粉」を購入してホッカイロを作った。作り方については、アマゾンの販売サイトで手順書を見られる。購入すると、他の実験の手順もまとめて書かれた実験くんガイドブックみたいなものが付属してくる。 活性炭は、ダイソーの活性炭(以前ペットボトルろ過装置を作った余り)を砕いて使った。不織布お茶バッグもダイソーに売っていたものを利用。 材料をお茶バッグに入れて振ったり揉んだりしていたら、思ったよりも温かくなって娘も喜んでいた。 実験くんシリーズは他にも魅力的な実験セットがある。へび花火を作るのとか面白そう。

令和の子どものネット利用状況

 「アプリを使いこなす」ことが“スクールカースト”を左右する…1日「5時間」をネトゲと動画視聴に費やす「子供たちのネット汚染」の実状 冒頭で2歳のネット利用時間は平均で約1時間47分だとご紹介したが、7歳は約2時間9分。そして小学6年生である12歳にいたっては約4時間25分と大幅に増加する。小学校から帰宅した後の時間を相当つぎ込んでいることが分かる。 こども家庭庁は「スマホでネットを利用している」との回答を分析し、「9歳は親のスマホを使う子供が48・5%」であるのに対し、「10歳は65・7%が自分専用のスマホを持っている」ことを明らかにした。 ネットの利用目的として「動画を見る」の回答は1歳から17歳まで、ほぼ9割に達している。正確に言えば1歳が100%、10歳が88・4%で、他は全て90%を超えた。 一方「ゲームをする」の回答は、1歳と2歳が9・3%。5歳で57・1%と過半数を超え、小学校に入学した7歳は77・0%、10歳は84・3%、12歳だと88・8%に達した。つまり10歳から自分専用のスマホを使ってネットゲームに興じる子供が過半数を超えるということになる。 小中高校生のインターネット利用時間が平日の1日平均で初めて5時間を超えたことが、こども家庭庁の「利用環境実態調査」(速報)でわかった。 年齢別のインターネットの利用時間 ※令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)より 今の子供がここまでネット漬けになっているのに驚いた。こども家庭庁の調査結果から、平日一日あたりのインターネット利用時間の平均を見てみると、 - 8歳、9歳で2時間半 - 12歳で4時間半 - 17歳で6時間半 目的ごとのインターネットの利用時間の項目を見ると、通信教育や学習アプリなどの利用もあるのだろうけど、大部分は動画・ゲーム・SNSに費やしているようだ。毎日6時間半のネット利用なんて、学校と睡眠以外はずーっとスマホを使っていることになるので、スマホに脳を乗っ取られているようなものだ。 昭和後期から平成にかけても、テレビ番組やテレビゲームに子どもは夢中になったけど、子どもが楽しめるテレビ番組はそこまで多くなかったし、ゲーム(ファミコンなどの家庭用ゲーム機)も親の目があるので好き放題できるわけではなかった。今の環境が恐ろしいのは、子どもが楽しめる動画がエン...

早期教育の光と影② 英語教育

早期教育の光と影 https://www.jstage.jst.go.jp/article/arepj/59/0/59_253/_article/-char/ja/ 英会話塾に通塾する経験は英語学力とどのような関係があるのであろうか。幼児期や児童期に英会話塾に通った子ども,英語圏に滞在した帰国子女など英語既習者と英語未習者の英語学力テスト (聴解問題 2 割・読解問題 8 割からなるセンター試験と同様のテスト) の成績を比べた。家庭の所得や蔵書数,親の学歴,子どもへの教育期待度などを釣り合わせ, 英語既習か未習かのみで比較したところ,中 1・1 学期から中 3・3 学期まで英語学力テストの成績に差はなかった。 母語がどの語系に属するかで英語習得の容易さが異なることが明らかにされている。カミンズ(Cummins, 1984)は日本からカナダのトロント市に移住した日本人家族の子ども 80 名を 10 年間追跡した。滞在年数が長くなると家庭での日本語力は低下する。 英会話力は 1 年半で現地の生活に困らない程度上達する。しかし,学校の授業で必要な学習言語力 (英語読解力) は現地並みになるのに平均が 8 年半もかかる。 しかも,移住年齢によって学習言語力の伸びが異なることが明らかになった。 幼児期に渡加した子どもは,母語でも英語でも読み書きを習わず小学校に入る。読み書きの習得に伴い学習言語力が高まるが,彼らは,学習言語力の習得に平均で 11 年半もかかる。 小学校 3 年では算数を除く他の教科の学習についていけない子どもが多かった。 日本で小 3 まで学んだ子どもは学習言語力の習得は速やかで,1 年半で現地の学校に適応した。中学から移住した子どもの学習言語力は平均で 1 年 8 ヶ月かかり,学校適応度は最も高かった。 このデータを踏まえてカミンズは「二言語相互依存説 (氷山説)= 論理的に分析し,類推・比較し,まとめるといった抽象的思考力や.文章構造や文章の流れをつかむメタ言語能力は深層で共通している 」(Cummins, 1984)を提唱した (Figure 1)。一般に出回っている言説「英語に触れるのが幼いほど英語の習得は容易」は日本語母語話者にとってはあてはまらない。英語漬けの環境に身をおくことは確かに会話に不自由しなくなるが,学校適応者になるには,もう一点,英語に...

早期教育の光と影①

早期教育の光と影 https://www.jstage.jst.go.jp/article/arepj/59/0/59_253/_article/-char/ja/ 早期教育によって損なわれる運動能力 杉原・河邉(2014) は,3, 4, 5 歳児 9,000 名を対象にした運動能力調査の結果,体操教室やバレエ,ダンス教室に通っている子や,体操の時間を設けている一斉保育の幼稚園や保育所に通園している子どもの運動能力が有意に低く運動嫌いの子どもが多い。その原因を調査した結果,子どもの主体性を無視した指導者の強制的な指導や訓練が行われていることが明らかになった。 子どもの主体性を無視した強制的な「訓練」や子ども同士の過度の「競い合い」は子どもを運動嫌いにしてしまう。また攻撃性が高い子どもが多くなることも明らかになった (杉原・河邉, 2014)。杉原はこの結果に基づき,運動能力を育てる環境として子どもの自発的・主体的な遊びを大事にする「子ども中心の保育」を実践することを推奨している。このデータは早期教育の「やり方」しだいで光にも影にもなることを示唆している。 語彙得点も「子ども中心の保育」に軍配 語彙得点は保育形態の違いによって差が有意となった。 小学校の教育を先取りしたスタートカリキュラムを導入して文字や計算を教えている一斉保育の幼稚園や保育園に比べて,子どもの自発的な遊びを大事にしている「子ども中心の保育」の幼稚園や保育所の子どもの語彙得点は高い。 しかも,3 歳より 4 歳,さらに 5 歳へと加齢に応じて得点の差が開いていく(Figure 2)。これは文科省の発表とは矛盾する。語彙得点の差は保育の仕方によって生ずるもので,幼稚園か保育所かの園種は無関係である (内田・浜野, 2012)。関わる要因の全てを統制して読み書きや語彙得点とどの要因の関連が高いかを明らかにするため共分散構造分析を行った結果,読み書きや語彙と保育形態 (一斉保育か自由保育か)には相関関係があり,自発的な遊びを大事にする「子ども中心の保育 (自由保育)」の子どもの読み書き得点や語彙得点が有意に高いということが明らかになった。 幼児期には,読み書きや計算は子どもの自発的な必要から遊びの文脈にもちこまれるものであり,大人からトップダウンに教えても覚えられるわけではない。子どもたちは自発的な遊びを...

子供が読んでいる本(小2・3学期)

 ・怪盗クイーン 全巻 ハマって最新刊まで全巻読んだ。ファンブックやゲームブックも読んだ。 ・夢水清志郎 はやみねかおる 1,2冊 そこまでハマらなかった ・リンカーンの伝記(火の鳥文庫) くもんの教室で借りてきた。再読。 ・探偵!いっちょかみスクール 3冊 作者は、ぼくらの七日間戦争の人。遺作かな。結構面白かったらしい。 ・ズッコケ三人組 20冊くらい パパも子どもの頃読んだよと勧めたらハマった。今の娘にちょうどよいレベル。 ・怪盗紳士ルパン 偕成社文庫 短縮版じゃないやつ。くもんの教室で借りてきた。今の娘にはちょっと背伸びレベルかな。ルパン対ホームズも読んだ。 ・起業家フェリックスは12歳 図書館の新着コーナーに置いてあったのを私が以前読んだことがあって、面白かったのでいずれ読めばいいかなと買って置いておいたら読んだ。読んだ後、金儲けがしたいと、やる気になっていた。 ・坊っちゃん  子ども新聞で愛媛の特集記事があったから、松山が舞台の有名な小説で坊っちゃんってのがある云々話したら、しばらくしたら公文の教室で借りてきた。半分くらい読んでいた。 ・ペンいらず どこでもドリル 算数 (小学生 算数) りんご塾のドリル。わりと楽しそうにやっていた。 ・語彙大百科  深谷 圭助 (監修) 語彙の漫画。ある程度は読んだかな。女子受けの良さそうな絵柄。 ・学校では教えてくれない大切なこと 友だち関係シリーズ3冊 娘は人間関係で悩むことが多いようなので購入。繰り返し読んでいる。