書籍「5歳から始める最高の中学受験 小川大介著」
中学受験成功の秘訣は、幼児期から「ゆるやかにムリをさせる」こと。 ゆるやかにムリをさせる。笑ってしまったけど、いいワードだと思う。 それなりに促成栽培をしていかないと、大手塾の中学受験のカリキュラムは乗り切れない。私は中学受験未経験だけど、軽く調べた感じだと、新小4になってから無対策で突入するのは余程適性のある子でないと無理だと思う。 それで具体的にどのような準備をしていくべきかというと、幼児期から低学年では、 ・基礎学力 ・学習習慣 を身につけつつ、あとは五感を使って遊びながら学ぶ・・・というのがこの本で推奨されている方法になる。個人的にも、このやり方が良いと考えているので、著者の小川大介氏と95%くらいは考え方が一致していた。 実装面では細かい違いはあった。例えば以下のような点については、考え方が違う。 ・就学前にやる勉強で二桁の足し算などを挙げていたが、普通の子はもっと軽めでいいと思う(著者の息子さんは、灘、開成、筑駒に受かって、灘に進学しているので知的能力は相当高い子だと思われる)。それに、幼児期から低学年の脳の発達は個人差が大きいし、急激に能力が伸びる時期でもある。数ヶ月前には苦戦していた基礎計算を、今はサクサクこなすなんてことはよくある。ひらがなや漢字も、興味を持ったタイミングでやればいい。本書のように具体的な学習内容を挙げると、それが目標になり(最難関に受かるにはこの年齢でこのくらいできなくちゃ!という親が出てくる)、ドリルを使った無理強い型の「悪い早期教育」になってしまう。 ・朝の学習習慣はうちは無理。スリープハイジーンを意識しても、どうやら私も娘も遺伝子が夜型っぽくて、朝起きられない。早起きすると体調が悪いし、無理に早く起きても早く寝られないので、早寝早起きにシフトできない。 ・決まった時間に学習したほうが良いのだろうけど、娘はフリータイムにはだいたい本を読んでいる。私の価値観は、「読書>勉強」で、読書をしているときは邪魔をしないようにしているので、娘は決まった時間に学習していない。 この本をハウツー本として読むと、親子の状況によっては空回りすると思う。興味を持つポイントは子どもによって様々なので、我が子には何が刺さるかは親自身が探さないといけない。子どもをよく見て、手間を惜しまずに子どもの意欲や主体的行動に寄り添う、遊びの延長でこっそり勉強の土台...